上の3565 アセンテックの日足チャート。
2018年7月以降、1500~2100円水準でのレンジ相場が続いていたが、8月1日の上昇で、ようやくこのレンジを抜けだし、底型レクタングル・パターンを完成させたようにみえる。
レクタングル・パターンでは、少なくとも2回以上、上下の水平なトレンドラインに接触する必要があるが、今回は上下それぞれに2回接触しており、この要件を満たしている。
ただし、上の水平トレンドラインをブレイクした時点から、株価が5%以上上昇しなければ、このパターンが真に完成したとは言えない。今回のケースでは2200円を突破する必要がある。
レクタングル・パターンの上値目標値
レクタングル・パターンによる上値目標値の測定ルールは、上下の水平トレンドラインの差(2094円-1527円=567円)を、ブレイク方向に足すというものである。今回のケースでは、2661円の上値目標値が得られる。
この測定ルールでは、上方へのブレイクアウトするパターンの約6割以上で目標値に到達するというデータもある。
その他
また、上昇相場においてレクタングル・パターンを上方ブレイクアウトしたケースでは、ブレイク後の平均上昇率が45%、下降相場の上方ブレイクアウトでは平均上昇率が24%というデータもある。
今回のケースでは、それぞれ3036円、2596円となる。いずれも、レクタングル・パターンの上値目標値2661円とは一致しない。
もう1つは、チャート上に赤色矢印で示したN計算値がある。N計算による目標値は2439円である。