JFEホールディングス(5411)の日足チャートにカップ・ウィズ・ハンドルパターンが完成した。
カップ・ウイズ・ハンドルはカップ部分とハンドル部分からなり、カップの両縁はほぼ同価格、ハンドル部分はカップの上半分で形成される等の条件がある。
今回のケースではカップの右側部分の価格が左側に比べて、やや高いため、ホタテ貝パターン(Asecending-Scallop)と見ることもできるが、ハンドル部分がはっきりしているため、カップ・ウィズ・ハンドルとしている。
トレード戦略
カップ・ウィズ・ハンドルパターンの仕掛けは、ハンドル部分形成後、カップ右端の価格を5%を超えて上昇した場合に、買い注文を入れることだ。今回のケースではカップ右端価格の1735円に5%を加えた1822円を超えたことを確認した後に買い注文を入れる。ストップロスはブレイクアウトした日(2021年8月31日)の安値1700円割れに設定する。
5%超えなかった場合、失速するケースが多いため、焦って買い注文を入れるべきではない。
上値目標値
カップ・ウィズ・ハンドルパターンの上値目標値は、カップの高さの50%をカップ右端に加えた値(2,290円)となる。カップの高さの100%をカップ右端に加えて目標値を算出することが一般的であるが、目標値到達の確率が低下するため50%程度が良い。