上は3912 モバイルファクトリーの日足チャート。
2019年8月5日(月)に高値Bを明確に上抜いたことにより、ダブルボトム・パターンが完成した。
最初のボトム(左側)が鋭角で、後のボトム(右側)がお椀の形状なので、アダムとイブ型のダブルボトムだ。
また、同時に高値Bを上限、安値Cを下限としたレクタングルも上方ブレイクしている。間違いなく強気に見える。
アダムとイブ型の上値目標値
アダムとイブ型のダブルボトムの場合、上値目標値は、ネックラインから上方に、安値Aから高値Bまでの値幅を足した株価となる。
今回のケースでは2360円である。
統計的に上昇相場におけるアダムとイブ型の平均上昇率は37%であり、それは2265円となる。また、ダブルボトム(アダムとイブ型)パターンの4分の1超は、ブレイクアウト後に45%上昇する情報もある。この場合、2397円である。
これらを踏まえると、今回は2260~2400円水準への上昇が期待できそうである。
その他
レクタングル・パターンの上方ブレイクでは、ブレイクアウト後に45%上昇するというデータがある。今回のケースでは2397円である。
また、 レクタングル・パターンによる上値目標値の測定ルールは、上下の水平トレンドラインの差(1653円-1303円=350円)を、ブレイク方向に足すというものである。今回のケースでは、2003円の上値目標値が得られる。
この目標値は、N計算値(AB=CD)とも等しい。
2260円以上への上昇の前に、2003円が一旦の上値目標値となりそうだ。